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■法要の解説

  1. 四箇法要(しかほうよう)
  2. 法華懺法(ほっけせんぽう)
  3. 大般若経転読会(だいはんにゃきょうてんどくえ)
  4. 採灯大護摩供(さいとうだいごまく)
  5. 千衣法要(せんねほうよう)

1.四箇法要(しかほうよう)

 金峯山寺は古くから比叡山延暦寺との関係も深く、法儀の面でも、天台法門の多くを伝えています。四箇法要は天台法儀の声明法要で、唄・散華・梵音・錫杖を中心とする声明秘曲の功徳を以て、ご本尊を讃嘆し、大遠忌を賀する法会であります。

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2.法華懺法(ほっけせんぽう)

 この法要は悔過去の1つで、法華経読誦の功徳を以て、一切衆生の諸々の罪障を懺悔滅罪する法会で、御本尊法楽と身心の浄化を念じます。

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3.大般若経転読会(だいはんにゃきょうてんどくえ)

 この法要は仏教八万四千法門の真髄とも言われる「大般若波羅蜜多経」六百巻を、出仕の僧侶が転読し、迷える一切衆生に仏法の真理を施して、諸悪に向かう心を善に転ぜしめ、除災与楽の功徳を持たらす法会であります。
「大般若波羅蜜多経巻第○○・・・降伏一切大魔最勝成就」ポン!ポーン!声高らかに唱えられる衆僧の力強い大音声が、蔵王権現本地堂の内陣に響き渡り、参拝の方々もその勢いに圧倒されることでしょう。

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4.採灯大護摩供(さいとうだいごまく)

 役行者直伝とされる修験道独特の秘法が採灯大護摩供であります。屋外に大壇を設け、「東南阿 如来の木を、西方阿弥陀如来の金を以って伐り、中央大日大聖不動明王の地に積み重ね、南方宝生如来の火を以って之を焼盡し、北方釈迦如来の水を浄いで清浄ならしむる」という観念の下に、修験僧たちが、心を合わせて、一心に滅罪生善祈願成就を念じます。大壇から立ち上る法火は参拝者の人々に、必ずや心願成就福徳円満をもたらすことでしょう。
また護摩供前作法として行われる山伏問答や法弓・法剣などの迫力ある結界作法は、修験者たちの修行力や形相を、目の当たりに感じさせてくれるでしょう。

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5.千衣法要(せんねほうよう)

 金峯山寺では役行者大遠忌記念事業の1つとして「千衣法要」を発願しています。「千衣法要」とは釈尊から伝わる如来のお袈裟を、一針一針三礼の心を以て、全て手縫いで縫い上げ、壱千領を製作するというもので、江戸時代中期に今釈迦と尊ばれた慈雲尊者飲光が成し遂げて以来、二百数十年ぶりに取り組まれる大事業であります。
千衣法要とはこの「千衣裁製」事業で製作した七条衣を着用して、蔵王道で役行者への報恩謝徳法要を営むものであります。
なお「千衣裁製」は金峯山寺宗徒の集まりである福田会の手に依って、現在も壱千領満願を目指し進められており、またこの事業には福田会を指導する
曹洞宗僧侶・久馬慧忠老師のご縁で、遠くフランスからの裁製参加も行われています。

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