3.第二日目(七月十五日) 天気快晴
・行程 山上ヶ岳…普賢岳…行者還り岳…講婆世宿…弥山
午前二時 起 床
午前二時三十分 朝 食
午前二時五十分 勤行の後、参篭所出発。
午前三時 山上本堂にて勤行。
午前三時五十分 小篠宿、勤行。小休止。
午前四時三十分 阿弥陀ケ森、勤行。
午前四時五十分 脇の宿、勤行。小休止。
午前五時十分 ご来光の勤行。
午前五時四十五分 経箱到着、勤行。新客修行、休憩。
午前六時二十分 小普賢、勤行。
午前六時三十五分 大普賢、勤行。
午前七時二十分 薩摩転げ通過。
午前七時三十五分 稚児泊到着。勤行、弁当休憩。
午前八時十分 国見岳、勤行。
午前八時二十分 七ツ池、勤行。
午前八時四十分 七曜岳、勤行。
午前九時五分 小休止。
午前九時五十五分 行者還り岳、勤行。
午前十時十分 行者還り岳小屋到着、弁当休憩。
午前十一時四十五分 一の多和、勤行。小休止。
午後十二時四十三分 石休宿、勤行。
午後一時三十五分 講婆世宿、到着。勤行、休憩。
ここより自由に弥山胸突き八丁登走。
午後三時 最終組、弥山山小屋に到着。
午後三時十分 弥山弁天社参拝、勤行。
午後四時五十分 食 事
午後五時五分 ミ-ティング
午後八時 消灯就寝
<補足と筆者所感>
ミーティング後、新客のH氏が膝の故障を申し出で来て、一旦下山を決意してもらう。確かに故障者を抱えての修行は隊全体の遅れに繋がるし、峰中行程での棄権は下山の為には奉行を同伴させねばならなくならず、判断が難しい。
前日の山上ヶ岳で二人の参加者に断念を促したのも(最終的には本人の判断を聞いた上で、大先達が決定する)、そういう事情からで、その結果もあって、今日の行程は遅れる人もなく順調に行じることが出来た。ただ東南院の奥駈は、基本的にみんな連れて行かせてもらうというポリシーを守って行じており、また前鬼一日の行程を前にしての断念は如何にも残念そうなH氏の態度をみて、筆者自身気に掛かるところであった。その後、H氏の決意を確認した上で、救護班の二奉行がサポートを申し出、同行することになり、結果は、一時間半遅れで前鬼に無事到着することになる。奉行の頑張りとH氏の健闘を称えたい。
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